GravioコンフィグレーションマネージャーはHubKitに同梱されているWebアプリケーションです。
そのため、このシステムを安全に管理するために、 Gravioコンフィグレーションマネージャーには専用のアカウントが用意されています。
ブラウザから「http://192.168.100.1:8080」と入力してコンフィグレーションマネージャーを開きます。
ユーザ名: 「gravio」
パスワード : 「gravio」
でログインします。
最初にログインするときにパスワードを変更するパネルが表示されますので、現在のパスワードと新しいパスワードを入力して「パスワード変更」ボタンを押します。以降は新しいパスワードを使用します。
ログインすると Gravio Hub設定 の画面が開きます。
※HubKit Windows/Mac/Linux/RaspberryPIではこのメニューは表示されません。
時刻設定
インターネットに接続しているネットワークで利用する場合は、この時刻設定は必要ありませんので、以下の時刻設定の手順を飛ばして設定を進めてください。
Gravio Hubを設置するネットワークがインターネットに接続していない場合は、マニュアル設定を選んで日時を設定してください。
(注意 : NTPを利用して、タイムゾーンのみを変更する場合は、ネットワーク設定が終了したあとに、タイムゾーンの変更をしてください。)
※Gravio Hubがインターネットに接続されていない場合、マニュアル設定時は、外部との時刻同期は行われません。
地域設定
続いて、地域を選択してホスト名の設定でホスト名を設定します。画面では「gravio」と設定するため「gravio.local」 でアクセスできるようになります。
Gravio HubのWAN設定
Gravio Hub2ではLTEを使用した通信(LTEモード)にも対応しています。以下のキャリアのnano SIMをスロットに挿入してWAN設定を有効にすることで直接インターネットに接続することが出来ます。
APN名 | キャリア |
---|---|
BIGLOBE | ビッグローブ |
DOCOMO | NTTドコモ |
IIJmio | IIJ mio |
Ipsim | Ipsim |
RAKUTEN | 楽天モバイル |
SORACOM | ソラコム |
WANの設定を有効にするには「WANを利用する」をオンにして再起動します。
再起動後はGravio Hub2のネットワークはwifiルーターモードが有効になり「192.168.96.1」となります。
またDHCPサーバも有効となりますのでDHCPでのIPアドレスの割り振りも「192.168.96.x」で有効となります。
「GravuiHub-XXXXX」にwifiで接続した場合には自動的にIPアドレスが割り振られます。
DHCPを使用しない場合にはGravio Hub2に接続する端末は「192.168.96.x/24」で固定IPアドレスを設定してください。
続いてAPNを選択してセットしてもう一度再起動します。
再起動後に自動的にWANに接続されますが、手動で「切断」「接続」ボタンを押すことで切り替えることも出来ます。
WANに接続されたときには現在のWAN側IPアドレスにネットワーク情報が表示されます。
注)有線LANで接続しているネットワーク環境でDHCPを使用してGravui HubがDHCPクライアントとしてIPアドレスが割り振られていた場合、
LTEモードをオンにした場合には、有線LAN側のDHCPサーバとGravio HubのDHCPサーバが競合しますので有線LANで接続しているネットワーク環境には接続しなうようにしてください。
WAN側着信ポート設定でGravio HubにWAN側からのアクセスを許可するポートを設定することも出来ます。
サービス名 | ポート番号 |
---|---|
Gravioコーディネーター | 443 |
Gravio HubKitポート | 29442 |
ノード間通信用MQTTポート | 8883 |
Configuration Managerポート | 8080 |
※Gravio 5.1ではGravio HubKitポートは443を使用するため、443を許可してください。29442を許可する必要はありません。
以上で、WAN設定が完了します。
Gravio Hubのインターネット設定
LTEモードがオンの場合にはGravio HubのWIFIネットワーク名(SSID)とWIFIパスワードを変更することが出来ます。
またLANに接続されている場合にはGravio HubのLAN側IPアドレスが表示されます。
最後に利用するネットワークを設定をします。(固定IPでの利用を推奨します。)
※有線LAN端子にLANケーブルが接続されている場合には有線LANの設定となります。
※有線LAN端子にLANケーブルが接続されていない場合には無線LANの設定となります。
※有線LANケーブルが接続されている場合に固定IPを設定すると、有線LANが常に利用される設定になります。(WiFiに固定IPを設定していても、有線LANの固定IP設定が解除されDHCP設定にならないと、WiFiは利用できません。)
固定IPアドレスを使用する場合には DCHPを利用をオフにして静的 IP アドレス に固定IPアドレス、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバを入力をします。
以上で、設定が完了しますので 設定するボタンを押します。
無線LANならびに有線LANの設定が完了するとメッセージダイアログが表示されます。
SSHの利用
Gravio HubにSSHで接続する場合にSSHの利用をオンにします。(オンにした場合にはGravio Hubの再起動が必要です)
自動停止設定
Gravio Hubを設定時間に自動的にシャットダウン処理を行い電源を切る設定を行います。工場などで毎日主電源を落とす運用をしている場合などに使用します。
無線LANをご使用の場合にはWiFiの接続先をセットしなおしてから、ブラウザで先ほど設定した「<Hostname>.local」と入力します。
有線LANをご使用の場合にはブラウザで先ほど設定した「<Hostname>.local」と入力します。
以上で設置は完了です。
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