Execコンポーネントを使用すると、OS標準のスクリプトを実行することができます。
HubKitがWindowsで実行されている場合はバッチファイルおよびコマンドラインで呼び出せるプログラム、Linux、Macで実行されている場合はシェルスクリプトおよびコマンドラインで呼び出せるプログラムを実行することができます。
コンポーネントプロパティ
プロパティー名 | 説明 |
---|---|
コマンド | 実行するプログラムを指定。ファイルはactmgr/dataに保存します |
出力元 | 出力元を指定する。「標準出力のみ」はコマンドの実行で出力された標準出力を出力Payloadとします。「標準出力と標準エラー出力」は標準出力と標準エラー出力の両方を出力Payloadとします。 cp.Outputに設定される値は "stdout" , "combine" のいずれか |
タイムアウト | 実行タイムアウト時間の指定 |
出力型 | 出力形式の設定. cp.OutputTypeで設定される値は "string" , "binary" のいずれか |
コマンド
コマンド実行するプログラムを指定します。
・実行できるコマンド
Windows環境
バッチファイル、外部コマンドを実行します。外部コマンドはウィンドウ表示のないコンソールアプリケーションです。
dirなどの内部コマンドを実行するには C:¥WINDOWS¥system32¥cmd.exe /c dir
のようにcmd.exeのフルパスを指定してください。
バッチファイルを実行する場合はactmgr¥data にコピーして相対パスでパスを指定するか、任意のフォルダーにコピーして絶対パスを指定してください。
外部コマンドを実行する場合はフルパスを指定してください。
Mac、Linux、RaspberryPI、Gravio Hub
シェル /bin/sh を起動してシェルスクリプト、外部コマンドを実行します。
シェルスクリプトを実行する場合はactmgr/data にコピーして相対パスでパスを指定するか、任意のフォルダーにコピーして絶対パスを指定してください。
外部コマンドを実行する場合はフルパスを指定してください。
※シェルスクリプトの場合には、先頭行に #!/bin/sh を付加してください。
※シェルスクリプト、外部コマンドには実行権を付ける必要があります。
※Linux、RaspberryPI、Gravio HubではDocker環境で実行されているためホストOSにインストールされている外部コマンドは使用できません。
※Macではファイルをコピーしてフォルダーにアクセス権が必要です。アクセス権はシステム環境設定のセキュリティとプライバシーでプライバシーにあるフルディスクアクセスにGravio HubKit4.appを追加してください。
・実行するコマンドのパス
Windows環境
バッチファイル、外部コマンドを指定した場合には、パスにはactmgr¥dataが自動的に保管されます。パスの指定も可能です。
※フォルダー名、ファイル名にスペースが含まれている場合には”“(ダブルクォート)で囲む必要があります。
例 )
actmgr¥data のbatchfile.bat を実行する場合は batchfile.bat をコマンドに指定します。
actmgr¥data¥subfolder のbatchfile.bat を実行する場合は subfolder¥batchfile.bat をコマンドに指定します。
actmgr¥data¥subfolder 2021 のbatchfile.bat を実行する場合は "subfolder 2021¥batchfile.bat" をコマンドに指定します。
絶対パスを指定することも可能です。
例 )
c:¥ のbatchfile.bat を実行する場合は c:¥batchfile.bat をコマンドに指定します。
cmd.exeの内部コマンドを実行することも可能です。
例 )
C:¥WINDOWS¥system32¥cmd.exe /c dir
Mac、Linux、RaspberryPI、Gravio Hub環境
シェルスクリプト、外部コマンドを指定した場合には、パスにはactmgr/dataが自動的に補完されます。パスの指定も可能です。
※フォルダー名、ファイル名にスペースが含まれている場合には”“(ダブルクォート)で囲む必要があります。
例 )
actmgr/data のshellscript.sh を実行する場合は shellscript.sh をコマンドに指定します。
actmgr/data/subfolder のshellscript.sh を実行する場合は subfolder/shellscript.sh をコマンドに指定します。
actmgr/data/subfolder 2021のshellscript.sh を実行する場合は "subfolder 2021/shellscript.sh" をコマンドに指定します。
絶対パスを指定することも可能です。
例 )
/home/username のshellscript.sh を実行する場合は /home/username/shellscript.sh をコマンドに指定します。
シェルの内部コマンドを実行することも可能です。
例 )
ls /-lsa
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