Mail Sendコンポーネントは、電子メールを送信します。
Mail Sendコンポーネントは入力ペイロード(cv.Payload
)をメール本文としてメールを送信するコンポーネントです。
入力ペイロードのデータはいずれの型も文字列に変換してメール本文として送信します。
メール送信後は、入力ペイロード(cv.Payload
)をそのまま出力ペイロード(cv.Payload
)として格納します(パススルー)
電子メールを送信するにはSMTP情報が必要です。
Mail本文に内容を差し込むには、cv.Payload変数に文字列をPre-Mappingで書き込むことで実現できます。
コンポーネント変数
コンポーネント変数 | 説明 |
---|---|
cv.Payload | Mailの本文にいれる内容をこの変数に設定する |
コンポーネントプロパティ
プロパティー名 | 説明 |
---|---|
宛先 | 送信先のメールアドレスを指定 |
Cc | Ccのメールアドレスを指定 |
Bcc | Bccのメールアドレスを指定 |
件名 | メールの件名を指定 |
差出人 | 送信元メールアドレスを指定 |
添付ファイル | 添付ファイルを指定 |
メッセージはHTML | メッセージ本文をHTMLとして送信 |
ホスト名 | SMTPサーバホスト名 |
ポート番号 | SMTPサーバのポート番号 |
認証方式 | 先進認証(OAuth2)または基本認証(SMTP) |
ユーザ名 | SMTPサーバへのログインユーザ名 ※1 ※2 |
パスワード | SMTPサーバへのログインパスワード ※1 |
OAuth2クライアントID | クライアントID ※2 |
OAuth2クライアントシークレット | クライアントシークレット ※2 |
OAuth2リダイレクトURL | リダイレクトURL ※2 |
OAuth2スコープ | スコープ ※2 |
OAuth2認可URL | 認可URL ※2 |
OAuth2トークンURL | トークンURL ※2 |
OAuth2アクセストークン | トークンを取得ボタンを押して取得します。またトークンを更新ボタンを押して更新することも出来ます ※2 ※3 |
※Gmailのメールアドレスとパスワードを使用して基本認証(SMTP)でメール送信する場合の設定例は こちら を参照してください
※Gmailのメールアドレスを使用して先進認証(OAuth2)でメール送信する場合の設定例は こちら を参照してください
※1は認証方式が基本認証(SMTP)の時に使用します
※2は認証方式が先進認証(OAuth2)の時に使用します
Gmailを使用する場合の設定方法
ホスト名 | smtp.gmail.com |
OAuth2クライアントID | GCPで設定したクライアントID |
OAuth2クライアントシークレット | GCPで設定したクライアントシークレットID |
OAuth2リダイレクトURL | GCPで設定した承認済みのリダイレクトURI |
OAuth2スコープ | https://mail.google.com/ |
OAuth2認可URL | https://accounts.google.com/o/oauth2/auth |
OAuth2トークンURL | https://accounts.google.com/o/oauth2/token |
Microsoft 365を使用する場合の設定方法
ホスト名 | smtp.office365.com |
OAuth2クライアントID | Azureで設定したクライアントID |
OAuth2クライアントシークレット | Azureで設定したクライアントシークレットID |
OAuth2リダイレクトURL | Azureで設定したリダイレクトURI |
OAuth2スコープ | offline_access,https://outlook.office.com/SMTP.Send |
OAuth2認可URL | https://login.microsoftonline.com/common/oauth2/v2.0/authorize |
OAuth2トークンURL | https://login.microsoftonline.com/common/oauth2/v2.0/token |
Microsoft 365でのエラーの対処方法
Microsoft 365を使用して MailSend: failed to send mail: 535 5.7.139 Authentication unsuccessful, SmtpClientAuthentication is disabled for the Tenant. Visit https://aka.ms/smtp_auth_disabled for more information.
このようなSmtpClientAuthenticationが無効になっているというエラーが発生した場合には こちら を参照してMicrosoft 365 管理センターで認証済みSMTPの設定を有効にしてください。
OAuth2アクセストークンの取得方法
※3 OAuth2アクセストークンを取得するボタンを押すとOAuth 2.0 アクセストークンを取得 パネルが表示されます。ブラウザを開く ボタンを押してトークンを取得してください。トークンを取得すると 設定ボタンを押すとOAuth2アクセストークン プロパティに自動的に設定されます。
Gravio Studio for Windowsの場合も同様にブラウザを開く ボタンを押してトークンを取得しますが、エラー画面となります。この状態でURLをアドレスバーからコピーして、そのURLをパネルにペースとして取得ボタンを押してください。トークンが取得されますので 設定ボタンを押すとOAuth2アクセストークン プロパティに自動的に設定されます。
ブラウザを開くボタンを押すと自動的にブラウザで認証が行われます。必要がありましたらログイン処理など画面の指示に合わせて操作してください。
認証が完了すると「このページに到達できません」とエラーが表示されるので、この時にURLをアドレスバーからコピーしてください。
コピーしたURLをパネルにペーストして取得ボタンを押すとOAuth2アクセストークンが“取得済み“となります。設定ボタンを押してパネルを閉じます。
添付ファイル
添付ファイルは複数のファイルを指定することができます。
・添付するファイルのパス
Windows環境
ファイルはパスにはactmgr¥dataが自動的に保管されます。パスの指定も可能です。
※フォルダー名、ファイル名にスペースが含まれている場合には”“(ダブルクォート)で囲む必要があります。
例 )
actmgr¥data のimage.jpg を添付する場合は image.jpg を添付ファイルに指定します。
actmgr¥data¥subfolder のimage.jpg を添付する場合は subfolder¥image.jpg を添付ファイルに指定します。
actmgr¥data¥subfolder 2021 のimage.jpg を添付する場合は "subfolder 2021¥image.jpg" を添付ファイルに指定します。
絶対パスを指定することも可能です。
例 )
c:¥ のimage.jpg を添付する場合は c:¥image.jpg を添付ファイルに指定します。
ファイルは複数のファイル、ワイルドカードを指定することも可能です。
複数のファイルのセパレーターは”;”(セミコロン)を使用し、ワイルドカードは”*”(アスタリスク)を使用します。
例 )
actmgr¥data のimage.jpgとimage2.jpg を添付する場合は image.jpg;image2.jpg を添付ファイルに指定します。
actmgr¥data¥subfolder の*.jpg を添付する場合は subfolder¥*.jpg を添付ファイルに指定します。
actmgr¥data のimage.jpgとimage2.jpgとactmgr¥data¥subfolder の*.jpg を添付する場合は image.jpg;image2.jpg;subfolder¥*.jpg を添付ファイルに指定します。
Mac、Linux、RaspberryPI、Gravio Hub環境
ファイルはパスにはactmgr/dataが自動的に保管されます。パスの指定も可能です。
※フォルダー名、ファイル名にスペースが含まれている場合には”“(ダブルクォート)で囲む必要があります。
例 )
actmgr/data のimage.jpg を添付する場合は image.jpg を添付ファイルに指定します。
actmgr/data/subfolder のimage.jpg を添付する場合は subfolder/image.jpg を添付ファイルに指定します。
actmgr/data/subfolder 2021のimage.jpg を添付する場合は "subfolder 2021/image.jpg" を添付ファイルに指定します。
絶対パスを指定することも可能です。
例 )
/home/username のimage.jpg を添付する場合は /home/username/image.jpg を添付ファイルに指定します。
ファイルは複数のファイル、ワイルドカードを指定することも可能です。
複数のファイルのセパレーターは”;”(セミコロン)を使用し、ワイルドカードは”*”(アスタリスク)を使用します。
例 )
actmgr/data のimage.jpgとimage2.jpg を添付する場合は image.jpg;image2.jpg を添付ファイルに指定します。
actmgr/data¥subfolder の*.jpg を添付する場合は subfolder/*.jpg を添付ファイルに指定します。
actmgr/data のimage.jpgとimage2.jpgとactmgr/data/subfolder の*.jpg を添付する場合は image.jpg;image2.jpg;subfolder/*.jpg を添付ファイルに指定します。
p.
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